富士学園の歴史と沿革
富士学園は、1967年(昭和42年)2月1日に開園しました。設立の趣旨は、成人に達した人たちあるいは成人に達しようとしている人たちのため社会自立を目指してのことでした。めぐみ園が創設され15年を経過した段階で、15歳、18歳と年を重ねた利用者の皆様の卒園後のケアの問題がクローズアップされるに至り、めぐみ園の中にわが国最初の福祉施設付属の養護学校を開設し、高等部を設けて職業訓練所も創設、社会自立と社会参加の実現を目指しました。
しかし、就職を失敗するケースや卒園後に行く先の見つからないケースなどが増えてくるに従い、初代理事長夫妻と栗林恒俊前富士学園園長は、じっくりと青年後期教育訓練を実施して、社会に送り出す必要性から、ここ富士町の地に知的障害者更生施設富士学園を建設するに至ったのでした。その後富士学園では、アフターケア委員会を設け50名程の就労者への支援を続け今日に至っています。
1996年(昭和61年)には、園舎を新築し快適で安全な生活環境の整備と併せて地域交流スペースの整備、2001年(平成13年)には、温泉(熊の川温泉)の導入等、充分な生活、作業活動の出来る設備の充実に努めています。
また、入所施設から地域生活への移行という障害者福祉の流れを受けて、2002年(平成14年)からグループホーム、ケアホーム、通所更生施設の開設を進め、2004年(平成16年)10月には、入所定員を80名へと変更しました。2011年(平成23年)4月1日、障害者自立支援法に基づく指定障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)として新たな歩みを開始しています。
1966年 12.23 | 精神薄弱者福祉法による援護施設として認可を受ける |
1967年 2. 1 | 開園(めぐみ園内に併設:定員20名) |
12. 1 | 富士学園別館竣工(佐賀新聞社より寄贈) |
1968年 3.23 | 本館新築竣工 佐賀郡富士町内野に移転(国・県費補助) |
4. 1 | 定員増40名 (男性40名、女性20名、計60名) |
7. 1 | 定員増20名 (男性55名、女性25名、計80名) |
1972年 10. 1 | 運動場竣工 |
1975年 5. 8 | 作業棟竣工(清水基金助成金) |
1977年 3.10 | 富士学園創立10周年記念式 |
4. 1 | 「療育課程」編纂 |
1981年 3.15 | 重度棟竣工(日本船舶振興会補助) |
4. 1 | 定員増30名 (男性66名、女性44名、計110名) |
1982年 3.19 | クリーニング設備機具設置(清水基金助成金) |
1986年 3.25 | ブロック製造設備機具設置(清水基金助成金) |
1988年 10.15 | スプリンクラー設置 |
1994年 7. 4 | 温泉敷設(熊の川温泉) |
1996年 8.31 | 新園舎竣工(国・県費補助) |
10. 1 | 定員増10名 (男性75名、女性45名、計120名) |
2004年 10. 1 | 定員減30名(ウイズ富士・ピースハイムへ:男性55名、女性35名、計90名) |
2007年 1. 1 | 定員減10名 (80名) |
2011年 4. 1 | 指定障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)定員80名として新体系事業に移行 |